ニキビ・ニキビ跡について
思春期だけでなく、大人になってからも悩まされる「ニキビ」や「ニキビ跡」。当院では、繰り返すニキビの根本原因にアプローチし、肌質そのものを改善する医療的治療を提供しています。
また、ニキビが治った後に残る「赤み」「色素沈着」「凹凸(クレーター)」などのニキビ跡に対しても、状態に応じたアプローチをご提案。保険治療では改善が難しい肌トラブルに対し、医師の診断と技術に基づいたオーダーメイド治療を行います。
このようなお悩みの方が受けられています
- 大人ニキビが繰り返しできて治らない
- マスク生活でニキビが悪化した
- 顎やフェイスラインのニキビが治らない
- 炎症が治っても赤みや色素沈着が残っている
- ニキビ跡がクレーター状になっていて化粧でも隠せない
- 肌の凹凸が気になってすっぴんに自信が持てない
施術内容の説明
ニキビやニキビ跡は、皮脂分泌・毛穴のつまり・炎症・色素沈着・真皮の瘢痕化(クレーター)など、多様な要因が絡み合う慢性の肌疾患です。
当院では、状態を丁寧に診察し、以下のような施術を組み合わせて治療プランを提案いたします。

■ ケミカルピーリング
古い角質や毛穴の汚れを取り除き、毛穴詰まりを予防してニキビができにくい肌へ導く治療です。
殺菌作用や皮脂コントロール効果もあり、赤ニキビや白ニキビの再発防止にも有効です。
- 月1回〜数回の施術で肌質を改善
- ダウンタイムが少なく、当日から洗顔・化粧も可能
■ 光治療(IPLなど)
赤みを帯びたニキビや、ニキビ跡の色素沈着・赤みの改善に適した施術です。
広範囲に穏やかに作用し、肌のトーンも整えます。
- 炎症性ニキビの早期沈静化
- 色ムラ・くすみ改善
- コラーゲン生成を促し、毛穴や肌質も整える
■ イオン導入
ビタミンCやトラネキサム酸など、美肌成分を微弱な電流の力で肌の奥深くまで浸透させる施術です。
- ニキビ跡の色素沈着に
- 抗炎症作用・美白効果
- 肌のバリア機能を整える
■ サブシジョン(※岡田医師限定)
サブシジョンは、皮膚の下にできた瘢痕(はんこん)組織=ひきつれの原因を切り離すことで、肌の凹みを持ち上げる治療法です。
英語では「subcision(=下で切る)」という意味で、文字通り、皮膚の下の瘢痕を切るというメカニズムです。
瘢痕(はんこん)とは?:ニキビが炎症を起こすと、皮膚の内部(真皮層)までダメージを受けます。
この傷を修復しようとする過程で、硬くて縮んだ組織(瘢痕)が形成され、皮膚が下に引っ張られたままになることで、クレーターのような凹みが残ります。
サブシジョンの「仕組み」と「効果」
凹みを引っ張っている「線維(せんい)状の瘢痕」を切る
皮膚を“物理的に”上に押し戻す
新しいコラーゲンの生成を促す
サブシジョンの施術のしくみ
特殊な針を皮膚の下に挿入
針を左右に動かし、瘢痕組織を切除
空間ができた部分に血液やコラーゲンが入り、皮膚が自然に持ち上がる
サブシジョンはすべてのニキビ跡に有効ではありません。特に以下のタイプに適しています:
ニキビ跡の種類 | 特徴 | サブシジョンの効果 |
---|---|---|
▶︎ ローリング型 | なだらかに凹んでいる | ◎ 非常に効果的 |
▶︎ ボックスカー型 | 角ばった浅い凹み | ○ 比較的効果あり |
▶︎ アイスピック型 | 深くて細い穴状の凹み | △ 単独では不十分なことが多い |
■ 肌質・状態に応じた内服・外用の併用も可
- トレチノインやハイドロキノン外用など
医師が必要に応じて処方し、総合的に改善を図ります
施術の流れ
- 初診カウンセリング・肌診断
現在のニキビの種類・部位・跡の有無を詳しく確認し、最適な治療法をご提案します。 - 施術開始(平均15~30分)
ピーリングや光治療など、その日の肌状態に合わせた施術を行います。※サブシジョンの場合は、範囲によって変わります。 - アフターケアの説明・経過観察
必要に応じてホームケア指導や内服・外用薬の処方を行い、経過を追って調整します。
よくあるお問い合わせ
1回でも肌の手触りや透明感の変化を実感される方もいますが、ニキビ・ニキビ跡の治療は継続が基本です。数回の施術で徐々に改善していくことが多いです。
ピーリングや光治療の場合は、当日からメイクが可能なことが多いですが、肌の状態により異なるため、当日の医師・看護師の指示に従ってください。
凹凸の深さや範囲によりますが、軽度〜中程度のクレーターには、サブシジョンやピーリングや光治療を組み合わせて徐々に改善を目指すことが可能です。
料金
料金はこちらのページからご確認ください